はじめに(橋本直人)
第一部 問題としての認識と方法
第一部の概要 (橋本直人)
第一章 因果推論の限界についての社会学的検討 (筒井淳也)
第二章 「中範囲の理論」以後の社会学的認識 (磯 直樹)
第三章 人間の科学の諸概念に対する社会学的概念分析 (前田泰樹)
第四章 知識の社会性と科学的認識 (大河内泰樹)
第五章 フッサールと知識の哲学 (村田憲郎)
第六章 フッサール現象学における「危機」と「哲学」 (南 孝典)
第七章 ウェーバーはなぜ「社会学」者になったのか (橋本直人)
第八章 世俗の祈りとしての実証科学 (菊谷和宏)
第九章 震災と社会学 (杉本隆司)
第二部 理性の光と影 啓蒙主義とその批判
第二部の概要 (佐山圭司)
第一章 政治体とルソー的〈中間〉 (田中秀生)
第二章 十八世紀ドイツの寛容論にみる理性への信頼 (上杉敬子)
第三章 クリスティアン・ガルヴェと観察の論理 (小谷英生)
第四章 「信」への「死の跳躍」 (佐山圭司)
第五章 近代における公共性の原理 (中村美智太郎)
第三部 批判的思考の生成する場
第三部の概要 (鈴木宗徳)
第一章 建築における批判的地域主義 (高安啓介)
第二章 戦略としてのアレゴリー (白井亜希子)
第三章 シャルル・フーリエにおける旅行記的イメージの利用 (福島知己)
第四章 『儒教と道教』における神義論問題のゆくえ (荒川敏彦)
第五章 自らを劣っていると認識させることについて (鈴木宗徳)
第六章 新自由主義をいかに批判すべきか (佐々木隆治)
第七章 この世界を批判する主体はいかにして成り立つか (阿部里加)
第四部 民主主義と日本社会への視座
第四部の概要 (景井充)
第一章 戦前日本マルクス主義哲学の遺産とそのアクチュアリティ (平子友長)
第二章 敗戦後日本・解放後朝鮮の社会意識形成 (水野邦彦)
第三章 「危機」の根源へ (景井充)
第四章 ギリシア・ローマの弁論術を受け継ぐ市民教育の可能性 (名和賢美)
第五章 丸山眞男の民主主義論の再検討 (赤石憲昭)
付録 研究・教育をふり返って
研究の回顧と反省 (平子友長)
「出口のない迷路」を生きる (佐山圭司)
あとがき (鈴木宗徳)
平子友長先生 履歴および研究業績
人名索引